PCちゃんに丸投げで作詞作曲するわ

自動作詞・自動作曲ソフトを使うだけ。
↓のメニューは設定のしかたがよくわからなくて機能してません。ごめんね。

オリジナル曲を組み立てながら、自作のソフトやプラグインの調整をしています。で、これは「オリジナル曲」として発表することが目的の制作ではないので、調教はなるべく楽をしたい。ということで、久々に自動調教を模索していきたいと思います。

自動化できそうな部分はふたつ。
ひとつは、CTRL+Aで全選択してすべての音符に適用するパラメーター。
もうひとつは、条件設定で当てはまる音符にのみプラグインで適用するパラメーター。

まずは前者から。
モジュレーションは0に設定します。
私はこれやっちゃうと声の個性が死ぬのであんまり好きじゃないんですけど、連続音では高い数字を設定しちゃうと事故が起きやすいんですよね。あと簡単にさくっと「音痴ではない」歌唱になる。
女性音源であればモジュレーション0でも戦える場合が多い気がする。モジュレーション0で個性が死にやすいのは圧倒的に男性音源。
というわけで、私はしばらく女性音源を使うつもりなのでそのへんのこだわりは忘れて、楽をとってモジュレーション0でやっていきます。

そして後者の、条件設定でパラメーターを適用する部分。
検索してみつけたUTAUユーザー互助会っていうwikiで、音のプロパティというページ。
ここでFlagsの説明をひとつひとつ見ていきます。

・g
説明によるとジェンダーファクターもどきとのこと。簡単に言えば、上げると年齢が上がるし、下げると年齢が下がる。
で、そのとおりの使い方をしてもいいんだけど…
普通、音声の加工で音程を上げると一緒にジェンダーは下がる(声が細くなる)し、音程を下げれば一緒にジェンダーは上がる(声が太くなる)ものだと思います。UTAUはそうならないように、たぶん、原音から音程を変更する加工をするときに一緒にジェンダーを反対方向に加工することで、声の太さの印象が変わらないようにする、そういう仕組みでできていると思うんですよね。ただ、原音から離れれば離れるほどその加工の度合いは大きくなっていくから、当然、加工感は強くなっていくし、なんなら音質は悪くなっていく。
それを防ぐために、少しばかりは音程の上げ下げによって一緒に加工されているはずのジェンダーの加工を、このパラメーターを使ってやや元に近づけてみるのはどうかなって。ここでいう「元」っていうのは、普通に音程を加工したときに、上げたら細く、下げたら太くなっているはずの状態です。
前置きが長くなりましたが、これをやるのに便利なのが疑似キレ化プラグインです。
このプラグインは、条件に「原音の音程からどれだけ離れたか」を設定して使います。本来の疑似キレ化を目的とするのなら、overflagsというプラグインのほうが向いてるんじゃないかなーと思います。一音階音源ならともかく、他音階だったらあんまり目的のキレ化にはならないんじゃないだろうか。
むしろ疑似キレ化プラグインは、上で書いたような、原音から離れるほど加工に無理が出てきたジェンダーに少しでも楽をしてもらうための設定をするためのプラグインと私は考えています。
とりあえず、原音からのズレが大きくなるほどgに大きな数字を設定して、こんなかんじで試してみようと思います。運用していくうち、微調整はすると思います。例えば一音階音源なら音程によっちゃg10とかg-10とか続くことになるかもしれないんで、あまりに違和感が出るようなら上限・下限をもっと数値少な目に直すかもしれません。
GW-20181202-223830

・t
説明読んだけどよくわからないし、私はほぼ使わないかな。

・B、b
BとBREは一緒だけどBとbとは別だそうで…BREってのは音符のパラメーター画面でFlagsとは別に用意された入力枠のことだと思います。プラグインなんかでまとめて処理したいときはそこに直接触るのではなく、FlagsにBパラメーターとして書き込む使い方になるってだけの違い、という解釈でいいのかな。
で、bとは別だから使い分けていかねばならぬ。
bはザラザラしにくいけど滑舌が悪くなるとのこと。そもそも私はBやbをどこで使いたいかって話ですよ。だいたいは「し」とか「す」とかを無声音っぽく発音してほしいケースだと思います。ただ、やっぱり手作業でもBREに100とか入れるとノイズがひどくなっちゃうことってあるんですよね。なので、ここは滑舌を犠牲にしてもbを使うほうがいいのかなあ?
さて、どの音を無声音として加工したいか、ですけど、検索して以下のページが参考になりました。
ただ、このルールを適用するには、日本語でノートを入力する音源ではあまりにも条件設定が難しすぎるんですよ。私はエイリアス欄を利用して、ローマ字入力も受け付ける音源に改造してみました。これはエイリアス欄を活用していない、まっさらなままの状態で配布されている音源でしかできない強引なやり方ではありますが。私だいたい落としてきた音源そのまま使うよりも自分好みにカスタマイズすることが多いので…
んで、すでにできあがっていたUTAU編集ファイルですが、これに「僕の考えた最強ry」プラグインをかけて歌詞をひらがなからローマ字へ変換しようとします。実行予定の変更をざっと見ていくと、どうやら音源にないローマ字はエラーとして赤枠を返してくれているようです。私は「し」を「shi」、「つ」を「tsu」としてしまいましたが、そのへんの表記揺れが問題のようでした。原音設定を開いてそこをもう一度調整してから改めて歌詞をローマ字へ。
GW-20181202-233428
さて、これはまだ準備段階なんです。やりたかったことはこれから。
次に、条件設定プラグインで…と思ったら、ダウンロード先が失われていました。これでは私のやりたかったことができません。ここまで準備進めたのにー。
overflagsだと、指定のノートの条件しか設定できないんですよね。指定ノートの前や後ろを見る条件を追加したらかなりできることの幅が広がるっていうか私がやりたいことのたいていはこのプラグインでまかなえてしまえるようになるのですが…
うーん、しかたがないので後ろのノートを参照することはあきらめます。そんなわけで、ローマ字へ変更したこともまったく無駄になってしまいましたから、元に戻します。音源のほうは原音設定のエイリアス枠を使っただけだから特に戻さなくても問題ないでしょう。
上のリンク先によると、無声音に加工したい音は「き・く・きゅ・し・す・しゅ・ち・つ・ちゅ・ひ・ふ・ひゅ・ぴ・ぷ・ぴゅ」の15種類だそうです。本当はもっと細かいルールに従って、この15種類でも無声音になったりならなかったりするみたいなんですが、とりあえずプラグインでざっくりしてしまって、聞いて違和感があったら1音ずつ加工を取り消す作業をする感じで進めるしかないかな…
GW-20181203-000146
上の画像を見ると、歌詞を「つ」から「t」に変更しているのがわかると思います。これは、原音設定で「つ」を複製してエイリアスにtをセットし、
GW-20181203-000244
こんなかんじで子音部分のみを使う設定を作って使っています。
でも、これが二つ以上連続で使われたり、フレーズの先頭で使われるのはよくないと思うので、そのへんはプラグイン適用後に目で見て手動で直していくしかなさそう。ああ~前の音がRじゃなければ、とかいう条件設定できればなあ。
GW-20181203-002321

なるべく楽をするために自動調教の方法を模索してるはずなのに、結局目で見て手動で調整する手間のほうが大きくなってるという…過去にあったプラグインでよさそうなのがあるのに、失われてしまっているというのも惜しすぎますね。自分でプラグインを作ってもいいんだけど、楽をするためという目的を完全に見失ってしまう…

まあとりあえず当初の予定どおりどんどんwikiを読み進めていきます。

・Y
これね、UTAUPのなかにはまず全選択でY0を設定することを推奨してる人もいるみたいです。ただ、wikiには下げすぎると音が悪くなる場合もあるって書いてあるので、デフォルトが100であるならば、間をとって50を設定するのが無難かな。
ここまでの作業ですでにFlagsに値を入れてきてしまっているので、全選択でプロパティから入れることはできません。プロパティ一括変更プラグインを使うと、すでに入っているパラメーターを犠牲にすることなく全体にパラメーターを追加できます。
GW-20181203-004204

・H、h
これね、私説明を読んでもよくわかりません。そもそもUTAUいじってるけど私まったく音に関する知識もないし聞き分ける耳も持ってないので、そのへんすごく弱いんですよ。わからないのはいじらないに限ります。Hは全体に、hは母音にのみかかるみたいなかんじで、基本的には同じものっぽいから、どちらも読み飛ばします。んで、CDEを同時にかけるとHになるそうなので、そのへんも飛ばします。

・F、L
フォルマントフィルタってなに?
ってレベルなのでやっぱり読み飛ばします。
ただ、低音がうまくいかんかったらL10あたり入れてやれば良いみたいな話をどっかで聞きかじったので、ソースは出せませんが、これちょっと適用してみたいと思います。
音程を条件に設定するのでやっぱりoverflagsを。ついでにさっき疑似キレ化プラグインの話で触れた、overflagsを使った疑似キレ化も仕込んでみたいと思います。
私は、キレ音源のような高音にいくほどパワーを増す歌い方よりも、ファルセットっていうの?より細くなる裏声のほうが好きなんですよ。地声と裏声が切り替わる瞬間がすごく好き。なのでUTAU音源には音程で段階をつけるというよりも完全な別の声色ということで地声と裏声の最低でも二音階音源であってほしいと思っています。でもそういう音源ばかりではなかったり、あえてどの音階でも声色が変わらないように収録している音源も多かったりするので…自分で作ります。
一定の音程以上になったら、音量を抑えめに、少し大人っぽい雰囲気を出すためにgを下げ目に、そしてビブラートをやや強めにしたらいいかな…
GW-20181203-005418

あとは、以前にもこのブログでちょろっと触れた、調声お手伝いプラグインで一括調教します。設定はよくわからないのでデフォルトのままで。
GW-20181203-005746


さて、ここまでやってきて気が付いたけど一番最初に覚えるべき基本中の基本、母音結合をしてませんでした。します。設定はよくわからないのでやっぱりデフォルトのままで。

そうこうして、出力して伴奏を合わせたものがこちら。
いくらかよくなってんだろうか…正直おまかせをかけただけでもそんなに変わらないんじゃないかって気がしてきます。
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